- 注射で号泣した去年と、フルミストだった今年の違い
- 抱っこ紐の下の子を抱えたまま接種できた話
- 2回接種が1回で済むことの、親にとっての意味
- SNSで見かけた情報を、医師に確認したときの答え
2歳の娘が、今年のインフルエンザ予防接種を受けてきました。
去年は注射でしたが、今年は鼻にスプレーする「フルミスト」を選びました。結果として、娘は一度も泣かずに終わりました。
私は仕事だったため、連れて行ったのは妻です。この記事は妻から聞いた話をもとに書いています。

去年の号泣を知っているので、「泣かなかった」と聞いたときは正直びっくりしました。
去年の注射と、今年のフルミストの違い
去年:押さえつけた時点で号泣
去年、娘は注射で接種しました。動かないように押さえる必要があり、その時点ですでに号泣していたそうです。
副反応については、発熱はなく、少しぐずった程度でした。
今年:膝に座らせたまま、泣かずに終了
今年のフルミストは、接種の形がまったく違いました。
- 妻が息子を抱っこ紐に入れたまま、娘を膝に座らせた状態で接種
- 左右の鼻に1回ずつ噴霧する
- 片方を入れたときは少しびっくりした様子だったが、もう片方も嫌がらずに受け入れた
泣くこともなく、何をされたかよく分からないまま終わったというのが、妻の見た娘の様子でした。
娘は普段から、診察のときに押さえつけられるのが嫌で泣くことが多い子です。その押さえつけが不要になったことが、泣かずに済んだ一番の理由だと思っています。

親にとって大きいのは「2回が1回で済む」こと
妻が一番ありがたかったと言っていたのは、接種のときの様子よりもこちらでした。
通常の注射は2回打つ必要がありますが、フルミストは1シーズン1回で完了します。
生後4ヶ月の息子を連れて小児科へ行くこと自体が、それなりの負担です。それが2回から1回になる差は、実際に連れて行く側にとってかなり大きいものでした。
サジェストを見ても「2回目 いつ」「2回目 間隔」といった検索が多く、2回接種のスケジュール管理に悩んでいる人が多いことが分かります。その悩み自体がなくなるのは、選択肢として検討する価値があると思います。
フルミストを選べる条件と、注意点
ここは体験ではなく、公的に示されている情報です。
- 対象年齢は2歳以上19歳未満
- 1シーズンにつき1回の接種で完了する
- 鼻に噴霧する生ワクチン(注射は不活化ワクチン)
- 2歳未満は対象外。海外の臨床試験で入院率や喘鳴の頻度が上がったことが報告されているため
持病やアレルギーの有無によっては選べない場合があります。接種できるかどうかは、必ずかかりつけ医に確認してください。
下の子は、今年は接種できない
我が家の息子は現在生後4ヶ月で、インフルエンザの予防接種そのものがまだ受けられません。注射のワクチンも生後6ヶ月からが対象です。
低月齢の赤ちゃんがいる家庭は、本人が打てない分、周囲の家族が接種して守るという考え方になります。我が家で娘に接種させた理由の一つもそこにあります。
打つと決めた理由と、かかった費用
流行が早く、娘は保育園に通っている
今年は接種するかどうかで迷いませんでした。理由は2つです。
- 今年は流行の立ち上がりが早いと感じたこと
- 娘が保育園に通っていて、感染のリスクが高いこと
「打てるなら打とう」と、夫婦ですぐ決まりました。
自治体の補助はないが、健保の補助を使う
費用面では、住んでいる自治体からの補助はありません。ただし私の勤務先の健康保険組合に補助があるため、そちらを申請する予定です。
自治体の助成は地域によって有無も金額も違いますし、勤務先の健保に補助があるかどうかは見落とされがちです。打つ前に一度確認しておくと、負担が変わる可能性があります。
予約は接種日の2週間前に取った
予約を取ったのは接種日の2週間ほど前です。特に取りづらさは感じませんでしたが、流行が早い年は枠が埋まるのも早くなるため、受けると決めているなら早めに動く方が安心だと思います。
SNSで見かけた情報を、医師に確認した
今回ひとつ、考えさせられたことがありました。
妻によると、SNS上でフルミストに関する否定的な情報が流れていたそうです。鼻に噴霧する仕組みから、接種した人が周囲に感染を広げるのではないか、という趣旨の内容でした。
添付文書に書かれていること
調べてみると、ワクチンの添付文書には重篤な免疫不全の方に対しては感染のおそれがある旨が記載されています。まったく根拠のない話というわけではありません。
医師に直接聞いた答え
気になったのは、生後4ヶ月の息子への影響でした。そこで妻が、接種の際に医師へ直接たずねています。
返ってきた答えは、「元気であれば感染しないので問題ない」というものでした。

気になったから、その場で先生に聞いてみたよ。
ネットでは、インフルエンザに限らずさまざまな情報が出回ります。不安になる情報を見かけたときに自己判断で結論を出すのではなく、専門家に確認したうえで、自分たちが納得できる形を選ぶ。それが一番だと感じた出来事でした。
なお、ここに書いたのは我が家が医師から受けた説明です。体質や持病によって判断は変わりますので、気になる点は必ずかかりつけ医に相談してください。

子どものインフルエンザ予防接種についてよくある質問
フルミストは何歳から受けられますか?
フルミスト(経鼻インフルエンザワクチン)は、2歳以上19歳未満が対象です。2歳未満が対象外とされているのは、海外の臨床試験で入院率や喘鳴の頻度が上がったことが報告されているためです。生後6ヶ月から2歳未満の子どもは、注射タイプのワクチンが選択肢になります。
フルミストは何回接種が必要ですか?
1シーズンにつき1回で完了します。注射タイプは年齢によって2回接種が必要になる場合があるため、通院回数を減らせる点が親にとっての大きな違いです。我が家でも、下の子を連れて小児科へ行く回数が1回で済んだことが、実際に一番助かった部分でした。
生後6ヶ月未満の赤ちゃんはインフルエンザの予防接種を受けられますか?
受けられません。インフルエンザワクチンは生後6ヶ月からが対象のため、それより低月齢の赤ちゃんは接種できません。本人が接種できない時期は、同居する家族が接種して感染経路を減らす考え方が基本になります。具体的な時期や方法は、かかりつけ医に確認してください。
泣かずに終わったことが、何よりの収穫だった
去年は注射で号泣、今年はフルミストで泣かずに終了。同じ子どもでこれだけ違うという体験は、来年以降の判断材料になりました。
押さえつけが不要で、2回が1回で済む。この2点は、小さい子を連れて行く親にとって想像以上に大きな違いです。
ただし、年齢や体質によって選べるとは限りません。どちらが向いているかは、かかりつけ医と相談して決めてください。我が家の体験が、その判断材料のひとつになればうれしいです。

コメント